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治療には外科療法、放射線療法、科学療法などがありますが、
いずれの方法も限界があり、より効果の高い治療法を探し求めて、常に研究・開発が続けられています。
熱で癌を治療するハイパーサーミア(がん温熱療法)の原型は、紀元前頃の文献に腫瘍を熱で焼くなどの記述から見られますが、
他の治療法の発展の陰にかくれ、最近まで日の目を見ることはありませんでした。
ところが、1957年にアメリカとドイツで、癌の自然治癒例を集めた報告が出され、
その約3分の1に高い発熱が認められたため、にわかに熱が癌に及ぼす影響について注目されるようになりました。
また、ちょうどその頃、組織培養技術も進歩し、実験的研究が可能になったことから、癌細胞に対する温熱の作用や、
癌の加温法などの研究が欧米諸国や日本で積極的に行われるようになりました。
そして、次のようなことが明らかになってきました。
(1)癌細胞は正常細胞に比べ、温熱感受性が高く、比較的低い温度(42〜43℃)で死滅する。
(2)温熱は放射線や多くの制癌剤の効果を増強する。
(3)副作用がほとんどない。
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加温時間-細胞の生存曲線
細胞を41〜42℃で加熱した場合、細胞数にあまり変化が見られないが、
42.5℃を超えると急激に細胞が死滅する。
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