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ハイパーサーミア(がん温熱治療)の歴史
古くて新しいハイパーサーミアの歴史
効果的な加温技術を導入することで、日本で結実

病気に対して熱が有効ではないかという考え方は、古くヒポクラテスの時代にも見られます。ヒポクラテスは熱を作ることができれば、あらゆる病気を治すことができると言っていたようです。インドの『ラーマーヤナ』にも記載が見られます。

近代に入り、ドイツの医師ブッシュは1866年に、丹毒で高熱を出した患者から肉腫が消えたことから、正常な体温以上の温度になると、がん細胞を選択的に殺すことができるのではないかと考えました。アメリカのコーリーも1900年頃に、がん患者に高熱の出る細菌を注射したところ、高熱でがんが治ったという報告をしています。

しかし、偶然の高熱によるのではなく、実際にがんに対して効果的な加温を行うことができるまでには、現代の科学技術の発達を待つ必要がありました。1975年にはアメリカ・ワシントンで初めて、温熱と放射線によるがん治療の国際シンポジウムが開かれ、ここから本格的な研究が始まったと言っても良いでしょう。


「RFハイパーサーミア装置 一号機」(1979年)

日本においては、京都大学医学部の菅原努放射線基礎医学教授が1975年にはすでに研究グループを立ち上げ、物理工学、生物学、臨床医学が連携した研究を進めてこられました。菅原教授からの依頼により、新技術開発事業団の支援で山本ビニターが研究開発したのが、『サーモトロン-RF8』であり、1984年にがん温熱治療用の医療機器として厚生省の認可を受けました。

この治療法が1985年には「高度先進医療」という制度に取り入れられ、1990年には電磁波温熱療法が、放射線併用で健康保険の適用となりました。現在では化学療法との併用及び温熱単独治療でも保険が適用されるようになっています。