ハイパーサーミアとは何なのか
がん治療の大きな目標として、正常な細胞へのダメージをできるだけ抑えながら、がん細胞だけを狙って攻撃するというものがあります。その選択肢の一つが、がん細胞の持つ「熱に弱い」という性質を利用した「ハイパーサーミア(温熱療法)」です。このページでは、このハイパーサーミアがどのような特長があり、またどのように治療するのか、その概要をご紹介します。
ハイパーサーミアの特長
ハイパーサーミアには、主に次のような特長があると考えられています。
体への負担が比較的少ない
がん組織は、急いで大きくなるために作られたもろい血管が多く、血の流れがあまり良くありません。そのため、体を温めると、正常な組織は血流で熱を上手に逃がせるのに対し、がん組織は熱がこもってしまい、正常な組織よりも温度が上がりやすくなります。また体への負担が少ないため、条件が合えば繰り返し治療を行うことが可能です。
他の治療法との相性が良い
単独で行うよりも、放射線治療や化学療法(抗がん剤治療)といった標準治療と組み合わせることで、それぞれの治療効果を高め合う「応援団」のような役割が期待できます。
ハイパーサーミアとはどんな治療?
ハイパーサーミアは、専用の装置を使い、体の外から「高周波」という電波の一種をあてることで、がん組織を選択的に温める治療法です。一般的に、治療はベッドに横になったままリラックスした状態で行われ、30分~60分程度治療します。
治療イメージ
技術で医療の未来を支える
がん治療は、個別化医療(一人ひとりに合わせた治療)など、日々進歩しています。ハイパーサーミアもまた、より効果的に、より安全に治療を行えるよう、研究開発が続けられています。
私たち山本ビニターは、このハイパーサーミア装置の基礎となる「高周波エネルギーを精密に制御する技術」を長年にわたって培ってきました。
これからも、私たちの技術が医療の進歩を支え、一人でも多くの患者さんの力になれるよう、挑戦を続けていきます。