プラスチック加工機 技術情報
溶着品質のコントロール

溶着品質は「高周波出力」「時間」「圧力」の3つの要素の組み合わせによって決まります。トータル管理の精度を上げることが、溶着品質の向上につながります。
山本ビニターでは、パワーコントロール、プレッシャーコントロール、タイムコントロールの3つを高精度に管理することで、溶着品質の安定化を確立するシステムを提案します。

■パワーコントロール

高周波出力を自在に制御することが、山本ビニターのオリジナル技術です。溶着するフィルムの種類や形状、どのような用途で使用されるかによって、最適な制御方法をご提案します。

高周波金型をヒーターで複合加熱することや強制冷却することもパワーコントロールの一部です。それぞれに高精度を必要とする場面においても、実績と経験があります。

■プレッシャーコントロール

「高周波金型(電極部)を平衡に保つこと」「高周波金型に挟まれる加熱物の密度を一定にすること」「フィルムの厚みを規制し求められる値に均一化すること」の3つが大きな役割です。そして、高周波出力を止めてから、一定時間圧力を保持することにより、冷却、養生することも役割のひとつです。

トルクや溶着ビル無の肉厚を正確に制御し、さらにリニアにモニタリングすることも可能なように、山本ビニターはより進化したサーボドライブシステムを提供しています。

■タイムコントロール

高周波出力時間や冷却時間をコントロールします。パワーとプレッシャーにリンクさせて、タイミングを制御することが必要です。パワー×時間で熱量は決まります。山本ビニターでは、設定出力に到達するスピードまでも任意にコントロールすることにより、さまざまなフィルムの溶着品質を安定させる技術として提供しています。